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風に乗って~マーキ


生きてるって…♪♪
by Maky63

四国の屋根:天狗高原

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10月22日~2泊3日で四国の屋根に行ってみた。
四国には最高峰の石鎚山(1982メートル)を筆頭に1000メートルを越える山が100位もある。たかが四国と思っていたが、されど四国、何と趣のある処だったのかと認識を新たにした3日間だった。宿泊は四国カルストのてっぺん国民宿舎天狗荘と瓶が森林道に在る山荘しらさに泊まった。
最初に四国の屋根を制覇しようと思ったのはネットで見つけた<UF道路:正式には瓶が森林道>の記事を見た時だった。どのページを見ても、一様に稜線に沿ってまるで空に向かって伸びている様な林道の画像が張り付いていて、まるで早くおいでと手招きしているように私には思えたのだ。
四国、四国と検索しているうちにもう一つの四国の屋根四国カルストを見つけた。カルスト高原といえば秋吉台。それしか知識の無かった自分には四国にカルスト台地があると言うだけで興味を覚えた。更に標高1400メートルにある国民宿舎<天狗荘>もなかなか面白そうだ。

20日前から予約したにもかかわらず穏やかな上天気に恵まれて最高の天空の空気を満喫できた3日間だった。

我が家から松山市までの所要時間はほぼ1時間半、そこから天狗荘までは2時間半、相当ゆっくりと道草しても午後3時には到着できると予測して9時に出発。松山から国道33号を走って砥部焼き観光センターを見学、しかし買う気ガ無いからちっとも面白くなかった。
道の駅みかわで昼食をとる予定だったが生憎の定休日、隙腹を抱えて走っていると川の中に面白い岩を見つけた。車を止めてみるとこれが<御三戸嶽:別名軍艦岩>だった。
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橋の袂にちょっとした駐車スペースが有ったのでしばしの散策を楽しむ。
幸せなことにすぐ傍にレストラン<軍艦>を発見。大きくとった窓から目の前に御三戸嶽が見えるビッグビュー。店内には釣好きの店主と仲間達が吊り上げた大魚の魚拓が飾ってあり、御三戸嶽の四季の写真もたくさん飾られてなかなか感じよく、食事も大変おいしかった。

国道33号から面河川を横切って440号へ、猛烈な九十九折の道を地芳峠を左折して四国カルスト方面へ進む。森の中の細い道をくねくねと上っていくと突然目の前が開ける感じでカルスト台地が広がっていた。
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なだらかに幾重にも広がる丘の上に数本の巨大な風車が回っている。ミニ北海道といった風情に心が躍る。のんびりと遊ぶ黒牛達もかわいい目で見つめてくれる。
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久しぶりの遠出にゆきも張り切って走り回った。
紅葉にはまだ少し早く平日ということもあって観光客もまばらでのんびりと散策を楽しんだ後天狗荘へむかった。標高1400メートルの高原を舗装された道がまっすぐに天狗荘まで続いていた。
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予想通り天狗荘には4時前に到着。宿舎横の駐車場から天狗の森に向かって数本の散策道が続いている。少々足の悪い自分の足力と時間を考えて支配人からぴったりのコースと勧められた<天狗高原森林セラピー>へ~
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無理をしないよう途中から引き返して約1時間の散策道には濡れても滑らないためと木から出る癒し効果を考えての物なのか5センチ位の木のチップが敷き詰められていて快適に歩くことが出来た。周りの森の中も程よく手入れされていて、夫とキノコが有るかもと分け入って探したり、ゆきも心地よいチップの感触に上機嫌で歩いていた。ゆきは初めての道では絶対にと言っていいほど走らない、おずおずと私たちの後を就いてくる。だが、帰り道は先頭にたって元気に走る。このギャップがまた私たちには楽しく面白い。
森林セラビーというのは
「森林浴」から一歩進んだ「森林セラピー」
森に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づくいのちや力を感じることができます。そしてその力は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。

森林の持つこれらの効果は、これまでも「森林浴」として親しまれてきました。しかし、その効果については感覚的に語られてきたにすぎませんでした。一方で、現代社会ではストレスが大きな問題になっており、さまざまなストレス解消方法が求められるようになっています。そこで、この「森林浴」の効果を科学的に解明し、こころと身体の健康に活かそうという試みが「森林浴」から一歩進んだ「森林セラピー」なのです。

この研究のために産・官・学が連携して発足した「森林セラピー研究会」では、森林のもつ「癒し」効果の科学的解明や、森林の「癒し」効果の活用方法等に関する研究などを進めています。この項社団法人森林緑化推進機構のサイトから転用しています。
詳しくは森林セラピーポータルのサイトをご覧ください。

四国の屋根を跨いで建てられた天狗荘には館内ロビーと駐車場に愛媛県と高知県との境界線が引かれている。屋外とか道路上ではたまに見かけることはあるが建物の中で見るのははじめてだった。夫と交代でピースサインの記念写真を撮る。
 ところが、夫のサインは逆ピース大笑いしての記念撮影となる。
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西に広く取った浴室の窓から刻々と変わる夕焼け空を楽しみながらの入浴に“う~ん…極楽極楽”と感動し、山海の幸の夕食に“ホ~ご馳走だ~!”と満足し、夫がジョッキビールを頼むと小さなグラスに支配人からのサービスビールが私の目の前に、気持ちがうれしくて飲めない筈が呑めてしまってほろ酔い機嫌で大感激した。
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2回ロビーの窓からは日の出を楽しむことも出来たのだろうが朝寝坊の我等はその事に気づかずに過ぎてしまった。食事前のひと時、宿舎の周りを散策した。カルスト高原に向かっては一面のススキが綺麗だった。小さなゆきは道が草に覆われていて歩けず殆んど夫の腕の中だった。
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by Maky63 | 2008-01-10 16:20 | ちょっとドライブ
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